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技術情報

ビッグデータの活用 〜ICT技術の進展がもたらす交通解析等技術向上への挑戦〜

近年のICT(情報通信技術)の進展にはめざましいものがあります。「トラフィックカウンター」(主要地点の交通量や速度を常時監視するシステム)、「VICS」(渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに「カーナビ」に提供する情報通信システム)のほか、GPS機能を活用して私たちが使っている「カーナビゲーション」や「スマートホン」から走行データ(プローブデータ)を取り込んで交通・道路計画に活用する取り組みが進んでいます。これらは「ビッグデータ」と呼ばれ、交通状況解析で活用されるほか、観光への支援、災害時の交通状況把握など多方面での活用が期待されており、その可能性は広がっているところです。私たちは、ビッグデータの特性を踏まえて交通・道路計画のPDCAサイクルに活かすとともに、新しい活用方法を検討し、交通施策の高度化を目指しています。

交通解析での取り組み

現在の交通・道路計画は、新規道路整備等のほか「賢い道路の使い方」といった既存インフラの活用にも重点が置かれています。たとえば「移動の円滑性・快適性」の向上を図る施策を実施した場合、その交通サービスの効果を早期にかつ連続観測して把握し、更なる改善に繋げていくPDCAサイクルがとても重要な取り組みとなります。
トラフィックカウンターの常時監視データや、カーナビを使ったプローブデータなどのビッグデータは、広範囲で連続的に観測されたデータが存在するなどの特性から、交通状況を的確に把握することができ評価を実施する上で重要なデータとなっています。 
私たちは、これらの詳細なデータを用いながら、その特性を活かした適切な解析方法を提案するとともに、分かりやすいアウトプットに努めております。

防災・減災への備え

2011年3月に発生した東日本大震災では、幹線道路は緊急輸送道路としていち早く機能しておりましたが、その他の市町村道等では、通行可能かどうかという現状把握が十分に出来ていない状況が長く続きました。この時、カーナビを使ったプローブデータを活用して通行可能な道路を判定し、その情報を一般公開することで通行可能路線の把握に役立った実績があります。
新潟県では、中越地震(H16)、中越沖地震(H19)、新潟・福島豪雨(H23)など数々の災害が発生しています。このほか世界有数の豪雪地帯であることから、雪害による問題も抱えており、日頃から災害への備えをしておく必要があります。
私たちは、過去の災害から得られた貴重な経験のほか、ツイッターなどのソーシャルメディアを活用した情報提供など、防災・減災での新たな活用方法を視野に入れながら、安全で安心できる国土作りに寄与すべく取り組んでいます。

様々な分野への展開

ビッグデータは、交通解析のみならず観光や都市計画、駐車場計画など多種多様な分野で活用することが期待されています。また、活用方法は日々、新たな技術の普及とともに進展しています。
このような中、最先端技術を常に注視し、様々な分野での展開を目指しながら、持続ある国土の発展に貢献したいと考えています。

様々な分野への展開

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